強すぎる復讐心は、人を突き動かす原動力にもなれば、破滅へと導く刃にもなる。
第6話の陣内は、その境界線を危うく踏み越えようとしていた。
才木は彼を止められるのか——物語はさらに深い闇へと進んでいく。
放送日時

2025年7月4日(金)
22:00スタート
TBSテレビ
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この記事にはドラマの内容に関するネタバレが含まれています。未視聴の方はご注意ください
陣内の復讐心が向かう先
第6話で改めて明らかになったのは、陣内の復讐の矛先。
彼の目的はただ一つ——香織さんを殺した人物を殺すこと。
香織さんは、「5億円盗難事件」に警察内部が関与している疑いを記事に書いた。
そのせいで命を落としたと陣内は確信している。
しかし、警察内部といっても、椿管理官はすでに死亡。
捜査の中でヤクザを尋問し、「本郷」の名前が浮上。
さらに本郷からは「戸倉」の名が出てきた。
だが、この2人はあくまで“小物”にすぎない印象。
もみ消しが可能なレベルとなると、もっと上層部が関与していないと辻褄が合わない。
次週は、ついに葛城課長の名前が出てくる予感…。
ここからが本丸に近づく展開になるのかもしれない。
ジウが陣内を“操作”している?
このところの陣内を見ていると、ジウに操られているようにしか見えない。
強すぎる復讐心は、時に判断力を奪う。
ジウはその隙間に入り込み、陣内の感情を巧みに利用しているのではないだろうか。
あくまで復讐のために動く陣内。
だが、その復讐は本当に彼自身の意思なのか——。

バイオエイル遺伝子研究所の闇
今回クローズアップされたバイオエイル遺伝子研究所。
表向きは“異能力者の研究機関”。
しかし実態は、異能力者を殺人兵器として利用する怪しい組織。
研究がどこまで進んでいるのかは不明だが、異能力者を人工的に作り出すことすら可能だという。
もしこれが事実なら、この先の戦いはさらに苛烈なものになるはずだ。

才木の能力に変化——サイコメトリー発現
才木の能力が進化し、サイコメトリー(触れた物の過去が見える力)が発現。
その力で、ついに陣内の過去を見てしまう。
陣内の苦しみ、怒り、そして孤独——
そのすべてを知った才木は、彼を救うことができるのか。

崩れていく陣内と迫るジウの影
これまで“カッコいい陣内”だったが、第6話ではその精神が崩れていく様子が見えた。
復讐心は、彼の精神を確実に蝕んでいる。
そして、その隙を狙ってジウがさらに深く忍び込んでくる。
このまま陣内は闇に落ちてしまうのか、それとも——。
新たな闇は才木の家族へ?
気になるのは、新たな組織の動きが才木の家族に迫っていること。
異能力と家族、守りたいものが交差するとき、才木の決断はどうなるのか。

陣内と才木、再び肩を並べる日は来るのか
一度は距離ができた2人。
しかし、この戦いを乗り越えるには、やはり陣内と才木のコンビが必要だ。
正義と復讐、理性と感情——相反する2人だからこそ、最強のバディになれる。
果たして、その日が訪れるのか。
第6話は、その可能性と危うさを同時に突きつけてきた。
まとめ
第6話は、復讐・操り・新組織の登場と、物語が一気に加速する回だった。
陣内がどこまで自分を保てるのか、才木がどこまで彼を引き戻せるのか。
そして、バイオエイル遺伝子研究所の本当の目的とは——。
来週も、考察が止まらない。
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