放送日時

2025年10月10日(金)
22:00スタート
TBSテレビ
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見どころ

第8話は、ついに“ニセママ”という嘘が親しい人に知られ始める回でした。
子どもの母親はひとり。誰も代わることはできない。
そんな当たり前の現実あります。
いろはちゃんの言葉「なんでお母さんが2人いちゃいけないの?」
純粋な疑問は、理屈ではなく“まっすぐな気持ち”で問いかけるからこそ、胸に刺さる重さを持っています。
「バレたらどうなる?」「罪に問われるの?」「学校は?」
これまで視聴者が心の中でそっと思っていた疑問が、いよいよ物語の前面に現れる。
嘘を積み重ねた世界の脆さが、静かに軋むように描かれていました。
ニセママの現実

茉海恵が選んだ“ニセママ”という生き方。
それは決して軽い気持ちではなく、
「助けたい」「この子を守りたい」という純粋な思いが根にありました。
でも母親はひとり。
他人がその役目を背負おうとすれば、どこかで綻びが生まれてしまう。
・身元を偽ることは法律的にアウト
・学校への虚偽報告も大きな問題
・子どもの環境に与える影響は計り知れない
茉海恵自身も、それを誰より理解しているからこそ胸が痛い。
そして“バレた瞬間”へ向けて、物語は確実に進んでいきます。
本橋慎吾 ― 歪んでしまった心

慎吾は、お金持ちの家庭で“母の言いなり”として育ってきた男性。
逆らえないまま大人になり、自分の意思を持てないまま生きてしまった。
その弱さが、いつの間にか“執着”へと変わっていく。
相手の気持ちが見えない。
自分の寂しさだけを埋めようとしてしまう。
それなのに、本人は気づけない。
慎吾の危うさが一段と濃く描かれた回でした。
本橋さゆり ― 裏切りを許せない母

さゆりは、慎吾の妻であり、完璧な世界の住人。
だからこそ、信じていた人からの裏切りを受け止めきれない。
そのショックは、表情の固さ、声の震え、視線の鋭さ…
小さな仕草の中に静かに滲んでいて、こちらまで胸が痛くなる。
「許せない」
その言葉の奥には、
“息子といろはちゃんを比べてしまう自分への怒り”も含まれているように見えました。
花村聖子 ― 娘を守る強さと、理解への小さな一歩

茉海恵を“娘を悪の道に引き込んだ存在”として見ていた聖子。
怒りの感情は当然で、娘への思いが強いからこそ生まれるもの。
でも茉海恵の「真の強さ」に触れ、
ゆっくりと、ほんの少しだけ、
聖子の中で固く閉ざされていた扉が動き始める。
「誰かのために自分を犠牲にしているのではなく、
誰かと一緒に生きようとしている」
そう感じた瞬間、
聖子の表情が変わっていくのが印象的でした。
佐々木智也 ― 優しさが生む距離感

迷惑をかけたくないからこそ、マミエルから距離を置く智也。
その優しさはとても不器用で、でも温かさに満ちている。
茉海恵と薫の理解者であり、
強くは介入しないけれど、そっと背中を支えてくれる存在。
テーマは「信じる」

キーワード、それが「信じる」です。
・人を信じたい
・自分を信じられない
・信じていた相手に裏切られる
・信じることで救われる人もいる
信じるという行為は、こんなにも痛くて、
でもこんなにも強い力を持っている。
このドラマが一貫して描いてきたテーマが、確かに息づいていました。
ニセママの罪はどこにあるのか

法律的には、
・身元の偽装
・保護責任者としての虚偽
・学校への虚偽報告
これらは問題になります。
ただドラマが伝えたいのは、“罪”そのものより、
「嘘が生んだ傷」と「嘘をつかざるをえなかった背景」。
茉海恵は悪意の嘘をついたわけではない。
でも、善意の嘘が誰かを傷つけることもある。
その曖昧な境界線を、第8話は丁寧に描いていました。
次週予告|第9話

いよいよ嘘の代償が形になって現れる時。
“ニセママ計画”は崩壊へ向かい、母たちの関係も大きく揺れ動く。
誰が守り、誰が立ち止まり、誰が泣くのか。
物語は、最大の転機へ。

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