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『誘拐の日』第3話ネタバレ感想|守られるだけじゃない、凛ちゃんの強さが始まる

夏ドラマ

誘拐事件の裏に潜む過去と陰謀が動き出す──。
『誘拐の日』第3話では、新庄の元妻・汐里の告白や凛ちゃんを狙う組織の正体が徐々に明らかに。
衝撃の展開と切なさが交差する回でした。

放送日時

2025年7月8日(火)
21:00スタート
テレビ朝日

予告動画はこちらからご覧いただけます

「誘拐の日」 公式サイトはこちらからご

この記事にはドラマの内容に関するネタバレが含まれています。未視聴の方はご注意ください


新庄の過去と“茶番感”ただよう汐里さんの告白

第3話では、新庄の元妻・汐里さんの過去がついに語られました。
HIV感染――それも母子感染で、3年前に気づいていた。
そしてそれをずっと隠し、新庄にも言わず、別れた理由も語らなかったと…。

だけど、正直なところ「今さら何?」という気持ちが湧いてしまったのも本音。
泣きながら打ち明ける彼女の姿には、ちょっと“芝居がかった”印象も否めませんでした。

もちろん、大きな病を背負いながら誰にも言えなかった辛さは理解できます。
でも、あまりにも唐突な登場と語り口。
これが「汐里さんの過去の真相です」と言われても、感情移入より「はい?」が先に来てしまった人、きっと多かったのでは。

HIVってなに?ドラマをきっかけに知っておきたい基礎知識

第3話で登場した「HIV(ヒト免疫不全ウイルス)」という言葉。
汐里さんが母子感染していた、という設定が描かれましたが、少しだけHIVについて触れておきたいと思います。

HIVとは、人の免疫力を壊していくウイルスのこと。
感染すると、体を守る免疫細胞が徐々に減っていき、風邪や感染症にかかりやすくなってしまいます。

ただし、HIV=即発症ではありません
適切な治療を受ければ、ウイルスの働きを抑え、健康的な生活を続けることができる時代になっています。

母子感染って?

ドラマの中で汐里さんは「母子感染だった」と語っていました。
これは、お母さんから赤ちゃんへ、妊娠中・出産時・授乳時などに感染するケースのことを指します。

現在では、妊娠中にHIVがわかれば、母子感染を防ぐ対策が可能になっています。
日本では早期発見・適切な治療で母子感染率はほぼゼロに抑えられています。

治療薬と日常生活

HIVは今や「治らないけど、コントロールできる病気」。
毎日薬を飲むことで、発症を防ぎ、他の人にうつさないようにすることも可能です。

汐里さんも「自然治癒力を高める薬を飲んでいた」と話していましたが、
現実でもHIVの治療薬は非常に進歩しており、普通の生活を送ることができる人が多くなっています。

偏見のない社会に向けて

HIVは「触れただけでうつる」ようなものではありません。
でも、今でも偏見や誤解は根強く残っているのが現実です。

こうしたドラマをきっかけに、病気を正しく知ること誰かを傷つけない想像力を持つこと。
それが大事だなと、改めて感じさせられました。

七瀬医院長の研究がすべての鍵?

七瀬医院長の研究は、一体何なのか?
まだその内容はぼんやりしているけれど、凛ちゃんに深く関わる“超重要事項”であることは間違いない。

水原医学博士も、謎の中国人も――みんなその研究をめぐって動いている。
つまり、この研究こそが物語の核心であり、“凛ちゃんが天才である理由”、そして“なぜ狙われるのか”という問いの答えが、そこに隠されている気がしてなりません。


凛ちゃんの「私を守って」に、視聴者も涙

今回いちばん刺さったセリフ。
「私が信じられるのは政宗だけ」
「私を守って」

あの瞬間、思わず画面の前で「守ってあげてよ…」って声が出てました。
強く見える凛ちゃんだけど、本当はずっと張りつめてたんだと思う。
小さな肩で、いろんな思いを背負いすぎてる。
だから政宗の存在が、彼女にとって“最後の砦”になっているのがよくわかるんです。


捕まった凛ちゃんが“研究対象”にされる衝撃

そしてまたもや襲撃。
政宗は「約束を守るぞ!」と気合を入れて立ち向かうけれど、相手は強すぎた…。
そして凛ちゃんは連れ去られ、たどり着いた先は、まさかの水原医学博士と、あの怪しい中国人がいる場所。

その場で凛ちゃんは“研究対象”として扱われていた。
子どもとしてではなく、「何かの成果」として見られている。
それがあまりにも残酷で、背筋が冷たくなった。


それでも、希望は消えない。凛ちゃんは負けない

だけど、この物語は絶望だけじゃない。
「天才・凛ちゃんの反撃」。
彼女は、守られるだけの存在じゃない。
自分で立ち上がり、自分で未来を切り開く力を持ってる。

だから来週が楽しみ。
泣いて、怒って、でも最後には希望を信じられるドラマ。
凛ちゃん、絶対負けるな。


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