放送日時

2025年7月12日(土)
21:00スタート
日本テレビ
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「放送局占拠」 公式サイトはこちらからご覧いただけます
この記事にはドラマの内容に関するネタバレが含まれています。未視聴の方はご注意ください
第2のターゲットは現職の都知事
ターゲットにされたのは現東京都知事・大芝三四郎。
これまでの放送では罪を“暴く”ことで終わっていましたが、今回ばかりは違いました。
告発しようとした女性・小笠原寧々さんを殺した――
その罪が放送で暴かれる
ここで制裁が終わっていると思われたが、大芝知事は感電死という最期を迎えます。
“偶然”の死とは思えないタイミング。
しかもその場は警察の聞き込み中。
もしかすると、警察内部に妖の共犯者がいるのでは? という疑念すら湧いてきました。

唐傘小僧=被害者の夫。復讐の影が濃くなる
今回、妖メンバーとして登場している唐傘小僧は、小笠原寧々さんの夫。
となれば、これは単なる“社会の闇”を暴く放送ではなく、
個人的な復讐が交差した物語だったと考える方が自然です。
第3のターゲットは日出ディレクター。操っていたのは誰?
続いて狙われたのは、番組ディレクター・日出哲磨。
彼は、第1話と第2話の放送内容を作り、嘘の報道を流していた人物です。
ただ、本人は「自分の意志ではない」とも取れる態度。
つまり彼は“操られていた”側だった可能性があります。
背後にいるのは誰か?
それが、最終ターゲットとして妖が名指しする人物――
傀儡子(くぐつし)なのではないでしょうか。
「化け猫」とは
年老いた猫が妖力を得て、人に化けたり、呪ったり、死者を操ったりする――そんな存在として古くから語られてきました。
- 尾が二股に分かれる(二尾の猫=猫又になることも)
- 人の言葉を話す
- 飼い主を恨んで化けて出る
- 死者を操って動かす
- 夜な夜な踊る・火を吹く…など怪奇行動も
つまり、「人間の恨みや執念を背負って姿を変えた存在」とも言えるのです。
「河童」とは
河童は日本全国の伝承に登場する水辺の妖怪で、水の精霊・いたずら好きな妖として知られています。
- 頭に皿があり、そこに水がある限り力を発揮する
- 相撲が得意、非常に力が強い
- 好物はキュウリ
- 人間を水中に引きずり込む、尻子玉(しりこだま)を抜くなど、やや恐ろしい側面も
- 礼儀を重んじる面もあり、頭を下げると皿の水がこぼれて力を失う、という逸話も
つまり河童とは、「力を持ちつつも礼を重んじる、一見かわいらしく見えるが危険な存在」です。


傀儡子(くぐつし)とは?
「傀儡子」とは、もともと「あやつり人形をあやつる人(人形遣い)」指す言葉です。
中世〜江戸時代にかけて存在した、旅芸人や芸能者の一種で、糸で人形を動かして物語を演じていました。
「傀儡(かいらい)」=操られる人形
「傀儡子(くぐつし)」=それを操る側の人
つまり、表で動いている人物の“裏にいる存在”、真の操作者を意味します。
『放送局占拠』における「傀儡子」
ドラマの中では、「傀儡子」は最終ターゲットとして妖に狙われている存在です。
これまでの放送(第1〜3話)は、政治家やメディア関係者といった“表に出ている人間たち”の罪が暴かれてきましたが、
その背後で糸を引いていた真の黒幕――それこそが傀儡子だと考えられます。
・嘘の報道を作ったディレクター(日出哲磨)
・真実を隠した政治家(大芝三四郎)彼らに“指示を出していた者”がいる。
その名も「傀儡子」――人形ではなく、人間を操っていたのです。

のっぺらぼうの正体と、大和の復讐に隠された真実
第4話でひときわ驚いたのは、裏社会の“始末屋”――のっぺらぼうの存在でした。
遺体の処理、口封じ、どんな仕事も金さえ積めば引き受ける。
そんな冷酷無比な存在として語られていた“のっぺらぼう”――
その正体がなんと、娘の方だったという事実が明かされます。
この展開、完全に裏をかかれました。

大和の怒りは「奪われた大切な人」のために
そして、大和耕一が復讐を誓う理由――
それは、大切な人を奪われたから。
誰なのかは明言されていませんが、
どうやら伊吹刑事にも関係する人物のようです。
つまり、この復讐劇はただの私怨ではなく、
武蔵・伊吹・妖、すべての軸に関係する過去の事件と結びついている可能性が出てきました。
アジトの場所を“吐かせる”のが当面の目的
大和のとりあえずの目的は、のっぺらぼうにアジトの場所を吐かせること。
ただ、それだけで終わるはずがありません。
今回の会話や動きの中にも、妖の気配が漂っていました。
これはまたひと波乱ある……というより、
今後この“裏社会パート”が物語の本線にぐっと絡んでくる予感しかありません。
まとめ|これは正義か、復讐か。妖の本当の目的とは?
第4話ではっきりしたことがあります。
妖たちはただ“社会の闇”を暴きたいだけではない、ということ。
彼らには“個人的な動機”がある。
それは怒りであり、悔しさであり、奪われた何かへの復讐。
「これは正義なのか、それとも報復なのか?」
見ているこちらも、自分の中で答えが揺らぎます。
そして、最後に浮かび上がる最終ターゲット・傀儡子。
誰が、何のために、すべてを操っているのか。
ラストに向けて、物語はさらに加速していきそうです。
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