最終ターゲットの姿が、ついに見えはじめた――。
第9話で明かされたのは、事件の裏に潜んでいた“放送局の選択”と“操られた真実”。
残された3人の人質の関連から浮かび上がるのは、この占拠事件の始まりそのもの。
傀儡子の正体、そして伊吹の本当の狙いが、ついに目前に迫ります。
放送日時

2025年7月12日(土)
21:00スタート
日本テレビ
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この記事にはドラマの内容に関するネタバレが含まれています。未視聴の方はご注意ください
最終ターゲット――伊吹の狙いは“視聴者全員”
ここにきて衝撃の事実が明らかになりました。
妖の中心人物・伊吹刑事が狙っていたのは、
誰か特定の個人ではなく――“視聴者全員”だったのです。
正直、そういうことかと思いました。
これまでは罪人や関係者がターゲットだと思って観ていたのに、
「この放送を観ているあなた自身に問いかけている」と知った瞬間、
一気に緊張感が走りました。

第9話のターゲットは“残された3人の人質”
そして今回、明確に名指しされたターゲットはこの3人:
- 奄美プロデューサー(報道責任者)
- 沖野都知事候補(政治家)
- 真鍋インフルエンサー(情報拡散者)
彼らは、意図的に人質として残されていた存在。
妖から武蔵に与えられたヒントは「3人の関連を調べろ」というもの。
この言葉が意味するのは、彼らが“放送局占拠”という事件そのもののきっかけに関わっているということ。

情報提供から始まった闇の連鎖――放送局の“選択”
武蔵の捜査が進むにつれ、ひとつの投稿が浮かび上がります。
“情報提供窓口”へのある匿名の通報。
そこからすべてが始まりました。
暴かれるべき情報。
隠すべき圧力。
そしてその“選択”をした者たち。
・その情報を「報道しない」と決めたのが奄美プロデューサー
・その情報を「握りつぶした」とされるのが屋代刑事部長
この2人が管理していた“秘密の部屋”には、過去の通報記録や報道の裏取引、
そして「世に出なかった真実」が詰まっていたのではないか。
そう考えると、まさに事件の原点がこの回に描かれていたように思います。

傀儡子は屋代なのか、それとも…
そしてずっと名前だけが語られてきた傀儡子(くぐつし)の正体。
「人を操ってきた黒幕」は誰か?
今のところ最有力候補は、屋代刑事部長。
でも、私はまだ疑っています。
屋代は確かに責任ある立場だった。
でも、「報道の方針を決めていた」のは奄美プロデューサーであり、
「政治的圧力を加えた」のは沖野のようにも思える。
操っていたのは屋代か?
それとも、屋代自身も“操られていた側”だったのか?
次回、いよいよその正体が明かされるかもしれません。

まとめ|この放送は、私たちへの問いかけだった
第9話を観て強く感じたのは、
「これはただのドラマじゃない」ということ。
伊吹が暴きたかったのは、“ひとつの事件”ではなく、
事件が起きた背景にある社会の構造そのもの。
そしてそれを見て見ぬふりしてきた「私たち視聴者」。
妖たちの言葉が、放送の枠を超えて、まっすぐ胸に刺さってきました。
正義とは何か。
隠されているものを、知ろうとする覚悟はあるか。
暴かれたとき、あなたはどんな顔をするのか。
物語はいよいよ最終章へ。
次回、すべてのピースがつながるその瞬間を見届けたいと思います。

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