逃げ場のない放送局。占拠された報道の現場。
次々と現れる“妖”たちが問いかける、人の罪。
これはただのドラマじゃない――人間の“闇”が暴かれていく。
放送日時

2025年7月12日(土)
21:00スタート
日本テレビ
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「放送局占拠」 公式サイトはこちらからご覧いただけます
この記事にはドラマの内容に関するネタバレが含まれています。未視聴の方はご注意ください
“占拠シリーズ”をまだ観ていない方は、放送局の前に復習を!
いきなりのバスジャック!序章にして最大級の衝撃
始まりから容赦なし。
バスジャック、爆弾、——最初から引き込まれる勢いで第1話は幕を開けました。
バスジャックもただの事件ではない、これはきっと“何かの序章”。そう思わずにはいられません。
こんなに簡単に占拠されるの!? 逃げ場なき“要塞ドラマ”再び
「こんなに簡単に放送局が乗っ取られるのか?」と突っ込みたくなる気持ちもありつつ、
病院、空港に続く“完全占拠”。今回も逃げ場のない要塞が舞台です。
犯人は「妖党」――妖怪の名を持つ集団
今回の犯人グループは、「妖党(ようとう)」と名乗る武装集団。
それぞれが日本の妖怪にちなんだ名を持っています。
- 般若(はんにゃ)
- 天狗(てんぐ)
- がしゃどくろ
- 化け猫(ばけねこ)
- 河童(かっぱ)
- 唐傘小僧(からかさこぞう)
- アマビエ
- 輪入道(わにゅうどう)
- 座敷童(ざしきわらし)
あまりにも非現実的なネーミングですが、言葉にされる“闇”はあまりにもリアル。
人は恐れる。怯える。苦しむ。悲しむ。悔やむ。恨む。妬む。憎む……
これら負の感情、人の闇から生まれた感情こそが妖怪。
このセリフがすべてを物語っているようで、感情がざわつきました。
“妖”とはフィクションじゃなく、人間の心に潜むものなのかもしれません。

青鬼の動きも気になる…妖と繋がっているのか?
青鬼も別行動で動いていました。
拉致されたのは、伊吹刑事。彼は、主人公・武蔵の妻・裕子の弟。つまり家族が巻き込まれているのです。
青鬼が伊吹を狙う理由はまだ不明。
ただ「伊吹に拉致してほしい人物がいる」と話していたことから、また新たな事件——「鎌鼬事件(かまいたちじけん)」が浮かび上がってきます。
これは過去の事件?それともこの先の伏線?
青鬼と妖が手を組んでいるのか、それとも目的が違うのか。まだまだ謎だらけです。
都知事選・官房長官の息子――政治の闇にも踏み込む?
放送局が占拠されたのは、都知事選の特番が組まれていたそのタイミング。
これは偶然ではなく、明らかな“狙い撃ち”だった。
スタジオには、候補者たちが4人集まっていた。しかも、犯人のひとりである「般若」もその中の一人だった可能性がある…?
さらに、官房長官の息子・式根潤平も局内にいて、あっさり拉致完了。
これは単なるテロではなく、政治へのメッセージや復讐も絡んでいそうです。
そしてたどり着いた「焼死体」――誘導されているのか?
最後に描かれたのは焼け焦げた遺体。
偶然ではなく、まるでそこにたどり着くように仕向けられているようでした。
全体を通して感じたのは、「恐怖」と「知的な計画性」の両立。
暴力で押し切るだけの集団ではない。明確なビジョンとメッセージを持って、世の中に何かを問おうとしているのです。
まとめ:闇を暴くのは“妖”か、それとも人間か?
第1話はまさに“怒涛の幕開け”。
妖党という不気味な存在に圧倒されながらも、彼らの言葉に妙に納得してしまう自分がいたことも否定できません。
闇を暴くために闇となる存在――それが「妖党」なのかもしれません。
そして、武蔵を中心に、警察・家族・政治がどう絡んでいくのか、目が離せません。
来週もきっと、考察欲が止まらない回になりそうです。
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