【キャスター】公式サイトはこちらからご覧いただけます。
この記事にはドラマ『キャスター』第1話の内容に関するネタバレが含まれています。未視聴の方はご注意ください。
【キャスター】はどんなドラマか?
報道番組「ニュースゲート」に抜擢された進藤壮一(しんどう そういち・阿部寛)の”正義”を追い求めた報道番組です。
“正義”を追う方法が「光と闇」を両方使い分けています。
スタッフを巻き込んで「理想」「現実」「怒り」「純粋さ」が交差する騒動に楽しみを抱きました。
今後、進藤が信じる“正義”がどこに向かうのか。
進藤壮一の性格
- 破天荒(はてんこう)
常識にとらわれず、自分の信じる正義のためには周囲を驚かせるような手段も辞さない大胆さがあります。 - 信念が強い
「本当の報道とは何か」を貫く姿勢があり、視聴率や圧力に流されず、ブレない意志を持っています。 - カリスマ性がある
強い言葉と存在感で周囲を巻き込み、反発されながらも人を惹きつける魅力があります。 - 自己中心的に見えるが本質は真面目
突飛な言動や独断専行にも見える行動の裏には、真剣に報道の未来を考える責任感が隠れています。 - 挑発的で人を動かす力がある
わざと強い言葉を投げかけて相手の本音を引き出したり、行動を促すなど、人心を動かす言動が特徴的です。
報道番組「ニュースゲート」はどんな番組?
報道番組「ニュースゲート」
民放テレビ局JBNの看板報道番組であり、40年の歴史を誇る長寿番組
- 近年は視聴率の低迷に悩まされている
- 報道界で名を馳せる進藤壮一郎が新たにメインキャスターとして就任
- 従来の報道スタイルを刷新するために大胆な手法を取り入れていく
内閣官房長官・羽生剛(演:北大路欣也)に関する疑惑
①贈収賄疑惑
羽生官房長官が公共事業を巡る贈収賄に関与している可能性が浮上します。進藤キャスターは、この疑惑をスクープとして追及します。
②生出演の突然のキャンセル
報道番組『ニュースゲート』のリニューアル初回に生出演予定だった羽生官房長官が、放送直前に出演をキャンセルします。進藤はその理由と贈収賄疑惑との関連を問い詰めます。
③秘書の自殺
羽生の第二秘書が自殺した疑惑が浮上し、贈収賄疑惑との関連が取り沙汰されます。
④異例の病院搬送と少年の死亡
羽生が心臓発作を起こし、通常とは異なる病院へ搬送されます。羽生の特殊な血液型(RH−AB型)により、輸血用の血液が不足し、同じ病院で手術中だった少年が亡くなるという悲劇が明らかになります。
⑤報道の差し替えと金銭交
進藤はこれらの事実をスクープとして報道しようとしますが、最終的には報道を差し替え、羽生や関係者と交渉して金銭を受け取ったことが示唆されます。
「報道に携わる者なら、毎日がエイプリルフールだと思え」
取材対象も、取材者も、全員が嘘をつく可能性がある。
政治家、企業関係者、事件の当事者たち――彼らは都合のいい真実しか語らない。
つまり「誰もが何かを隠している」のです。
その中で、“本当のこと”に近づくには、冷静に、しつこく、そして自分にも疑いの目を向ける覚悟が必要。
報道の恐ろしさとは
① 一度流れた情報は「消せない」
報道は瞬時に拡散し、人々の記憶に残ります。
たとえ後で訂正しても、「最初の印象」が人々に深く刻まれ、名誉毀損や誤解を生むことがあります。
② 偏った視点が“真実”として定着する
取材・編集・表現の過程で、報道は“誰かの視点”に偏ることがあります。
公平性を欠いた報道は、世論を一方向に誘導し、差別や分断を助長する危険性があります。
③ 報道される側には選択権がない
報道の対象にされた人は、自分の意思に関係なく公にされます。
プライバシーの侵害、誤解、取材疲れ……報道されること自体が“被害”となる場合も。
④ 「視聴率」「話題性」が正義になりがち
本来、報道は“正確さ”や“公益性”が命ですが、視聴率やバズを重視するあまり、
センセーショナルな見出しや不確かな情報が優先されてしまうことも。
⑤ 無意識のうちに“加害者”になる
報道を見る側も、無意識に「正しい」と信じ、加害的な言動(SNSでの誹謗中傷など)に加担してしまうことがあります。
【画竜点睛を欠く】 ことわざ(故事成語)
◆画竜点睛を欠く(がりょうてんせいをかく)
🔍意味
ほとんど完成しているのに、最後の仕上げ(最も重要な部分)が欠けていて、完璧とはいえない状態を表します。
🐉語源
中国の故事に由来しています。
ある画家が壁に龍の絵を描いたが、目を描かなかった。理由を聞かれると「目を描くと龍が飛び出してしまう」と言い、実際に目を描いたら雷鳴とともに龍が天に昇ったという逸話から。
羽生VS崎久保(崎久保はスクーつをつかめるか?)
崎久保はスクープをつかむことができるのか?
進藤の型破りな報道哲学に、真正面から立ち向かう崎久保。
彼女が掴もうとしているのは、スクープだけではない。
「自分自身の信じる報道とは何か」という答えだ。
彼女は果たして、進藤の手の内を超え、スクープをつかむことができるのか。
“真のキャスター”の名にふさわしいのは、どちらなのか——今後の展開に注目したい。

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