放送日時

2025年10月6日(月)
21:00スタート
フジテレビ
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「絶対零度〜情報犯罪緊急捜査〜」 公式サイトはこちらからご覧いただけます
この記事にはドラマの内容に関するネタバレが含まれています。未視聴の方はご注意ください
見どころ紹介

第9話は、総理の娘・カナさんが誘拐され、犯人とのやり取りが始まりました。
“要求がすぐに届かない”
“金銭目的ではない”
この2つだけで、犯人が普通の犯罪者ではないことが伝わります。
総理は、国を背負う者として気丈に振る舞うしかありません。
しかし、親としての苦しみは計りしれないもの。
「私なら絶対耐えられない…」
そんな共感が胸に広がる展開でした。
総理の娘の誘拐

総理・桐谷杏の娘カナは、犯人に拘束されます。
母である総理のもとには 拘束された写真や、意図的に撮影されたと思われる動画 が送りつけられました。
犯人の要求
犯人が出した要求は、
- 活動停止に追い込んだ団体のリスト提出
- それが「不当な弾圧だった」と認め、謝罪すること
この要求は、個人的な恨み、もしくは政治的な復讐である可能性が高いです。
さらに重要なのは、
誘拐後すぐに要求が届かなかった点。
普通の誘拐犯なら、すぐに金銭などの指示を送るはず。
しかし今回の犯人は、時間を置いた。
この“沈黙”こそがポイントで、
犯人が何かのタイミングを待っていた=計画の一部だと考えられます。
例えば…
- 国のシステムに侵入する時間稼ぎ
- 人の動きを見極める
- 世論の反応を観察する
こうした“戦略的誘拐”の匂いが濃厚です。
総理の立場

娘が誘拐されたと知らされた瞬間、桐谷杏総理の胸に湧き上がったのは、
“総理”ではなく ひとりの母親としての恐怖 だったはずです。
想像だけで、心が張り裂けるような痛みが走ります。
親なら誰しも、同じように立っていられなくなるほどの不安に襲われると思います。
しかし「総理」です。
その冷静さの裏には、
“娘のために最善を選ばなければならない”という絶望的な覚悟があります。
もしひとつ判断を誤れば、
犯人を刺激し、カナの命が奪われるかもしれない。
世界に情報が漏れれば、国の安全が揺らぐかもしれない。
圧倒的な孤独と葛藤が垣間見えました。
政治家としてのツケ
総理が抱える後悔は、単なる親としての気持ちだけではありません。
過去に下した政治判断が、誰かを傷つけた可能性。
そしてそれが回り回って自分の娘に返ってきている――。
こうした“政治の報い”というテーマが、ドラマの奥に静かに潜んでいます。
母としての悔い
政治の世界で戦い続けるなか、
母としての時間はどうしても削られてしまう。
カナの変化に気づいてあげられなかった。
「母親として、大切な瞬間を逃してしまった」
そんな後悔が、心の深いところに刺さり続けています。
そして今、
母としてできることが何もないという現実ほど、苦しめるものはありません。
国家が大事

“国家のためなら、なんでもする”
佐生官房長官のこの言葉は、
・個人より“国家”が最優先
・総理も“必要なら守る。必要なければ切り捨てる”という冷徹な合理性
・情を排し、感情を切り捨て、国家運営の“機械”として動く思考
官房長官は総理の味方でありながら、
総理を救う保証はどこにもない。
むしろ、国家が揺れるなら“切り捨てる可能性すらある”。
この危うさが、
第9話の世界の不気味さを増幅させています。
総理の娘が誘拐された中で、
もっとも冷静で、もっとも怖い存在が身近にいる
という構図が、物語に厚みを作っています。
次週予告

総理に届いた甘い救いの言葉――
「カナさんを助ける方法がある」
しかし、それは光ではなく“罠”。
さらに、
犯人は国家機関への大規模サイバーアタックを予告します。


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