
kanae
2026年4月8日(水)
21:00スタート
テレビ朝日
「ボーダレス ~広域移動捜査隊~」 公式サイトはこちらからご覧いただけます
見どころ
見終わった後、しばらくテレビの前から動けなかった。
第3話で描かれたのは、法律でも道徳でも簡単に裁けない、 人間の限界だったと思う。
「家族だから」が、逃げ道をふさいでいく

暴力、借金、毎日の恐怖。
それでも「家族のことだから」と、 誰も踏み込んでくれない。
警察に相談しても、できることには限界がある。
制度の壁の前で、追い詰められていく様子がリアルで、息が詰まった。
愛情と恐怖が同じ屋根の下に存在する。
そのひずみが、じわじわと画面から伝わってくる回だった。
「そうするしかなかった」は、言い訳じゃない

今回の事件の”動機”を知ったとき、単純に「悪い」とは言えなかった。
もちろん、誰かの命を奪うことは許されない。
それはわかっている。
でも、毎日が地獄で、逃げ場もなく、助けも来ない状況が 何ヶ月も続いたとしたら——
自分なら耐えられただろうか、と考えてしまった。
このドラマは「犯人を憎ませない」のが怖い。
「どうすればよかったのか」に、答えをくれない

エンドロールが流れても、頭の中でずっとその問いが繰り返された。
もっと早く動いていたら。誰かが気づいていたら。
別の逃げ道があったら——
でも、それを言えるのは 安全な場所にいる人間だけかもしれない、とも思った。
「ボーダレス」というタイトルが、また違う意味で刺さってくる。
助けると見捨てるの境界線。法と感情の境界線。
善と悪の境界線。
第3話は、そのすべてを揺さぶってくる話だった。
来週も、きっと簡単には眠れない。

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