
2026年4月11日(土)
21:00スタート
日本テレビ
「タツキ先生は、甘すぎる!」 公式サイトはこちらからご覧いただけます
【見どころ】これは、他人事じゃない

フリースクール「ユカナイ」に来た小6の少女・寧々。
ビーズアートを前に、手が止まります。
「どの色を選べばいいのか、わからない」
自分で決められない——。
そんな子は、意外と多いのかもしれません。
親が先回りしてしまう。
その方が楽で、安心できるから。
でもその積み重ねが、
「自分で選ぶ力」を弱くしてしまう。
この第3話は、
そのことに気づかせてくれる回でした。
【ドラマ内容】自分の色が、選べない少女

寧々の母・珠美がユカナイに「今月で退会したい」と告げるところから始まります。
ビーズアートに興味を持った寧々が、自分でユカナイへ。
馬を作り始めるが、色を選ぶ場面で手が止まる。
色を探してキョロキョロする。
自分で決めることを、知らないのだ。
家に帰ると両親が衝突していた。
父は「塾」、母は「ピアノ」。
寧々は黙って居場所を失っていく。
頑張るほど、しんどくなる

寧々が色を選べないのは、
ずっと親の顔色を見て生きてきたからだと感じました。
「自分の好き」が、わからなくなっている。
それが、あの一瞬の迷いに表れていました。
父は塾、母はピアノ。
それぞれの期待が、別の方向から重なってくる。
どちらも“子どものため”。
でもその中で、寧々自身の意思を出せる場所はありませんでした。
だからこそ、選べない。
選び方がわからないのではなく、
「選んでいい」という感覚がないのかもしれません。
その姿を見ていてタツキが
息子・蒼空に重ねるシーンが印象的でした。
もしかすると彼もまた、過去に蒼空へ何かを押しつけてしまった。
そんな後悔を抱えているようにも見えます。
だからこそタツキは、今の寧々を否定しない。
変えようと急がない。
「そのままでいい」と認めること。
それこそが、最初の一歩なのだと感じました。
見逃せないシーン
①「ひきこもりを楽しめてるかも」発言
賛否両論のセリフだが、これがタツキの哲学の核心だ。
② ビーズの色を選べない寧々
静かなシーンに全部が詰まっている。本屋碧美の「迷う顔」を見てほしい。
③ 元妻・優(比嘉愛未)からの電話
キャンプの夜というタイミングが不穏すぎる。
子どもの心が壊れる前に

寧々の「色が選べない手」を見たとき、胸がぎゅっとなりました。
でも同時に、親の気持ちもわかります。
「勉強ができたら困らない」
「ピアノができたら自信になる」
どれも、子どもを思っての愛情です。
だからこそ、つい先回りしてしまう。
ただ、その積み重ねが、
子どもから「自分で選ぶ力」を奪ってしまうのかもしれません。
頑張りがいっぱいになったとき、心は限界を迎える。
そして一度崩れた心は、簡単には戻らない。
「もっと自由にしていいよ」
そう言える親でいたいと感じました。
タツキの全肯定が正解かはまだわかりません。
結局のところ、親としての正解はひとつではない。
迷いながら、試しながら、見つけていくしかないのだと思います。
次週
第4話、タツキの過去に何があったか、元妻との続きが気になりすぎる。

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