【ちはやふるーめぐりー】第2首ネタバレ感想|競技かるたの階級とは?

ちはやふるーめぐりー

競技かるたの階級制度とは?

競技かるたには、選手の実力に応じた5つのクラス(階級)があります。初心者からトップレベルの名人・クイーン戦まで、段階的にステップアップしていく仕組みになっています。

各クラスの公式大会で優勝や上位入賞すると、ひとつ上のクラスに昇級できます。例えば、C級で優勝すればB級へ。B級を制すればA級に昇格!

A級の中でも最強を決めるのが「名人戦(男性)・クイーン戦(女性)」。全国大会で勝ち抜いた挑戦者が、前年の名人・クイーンに挑み、五番勝負を行います。

初心者からプロ級までの5階級

クラス特徴
A級名人・クイーンに挑戦できるトップ選手。全国大会常連の実力者。
B級A級昇格を狙う上級者。技術・精神力ともに高いレベル。
C級中級者クラス。試合経験を重ね、反応速度も磨かれてくる。
D級初級者クラス。基本ルールと試合感覚を身につける段階。
E級初心者クラス。初めての大会出場者が多く在籍。

階級を上げるのが難しい5つの理由

① 昇級には「優勝」や「上位入賞」が必要

  • C級→B級、B級→A級に上がるには、そのクラスの公式大会で優勝か準優勝する必要があります。
  • つまり、一度の勝利ではなく、何連勝もして勝ち切る力が求められます。

👉 実力があっても、調子が悪い日や運が絡むと一気に負けてしまうのが現実です。


② 大会の出場チャンスが限られている

  • 公式戦は各地で開かれていますが、頻繁に出られるわけではありません。
  • 特にA級・B級の大会は数が少なく、出場枠も限られています。

👉 学生や社会人にとって、スケジュール調整・遠征費の負担も大きな壁です。


③ 同じ階級に強い選手が集中している

  • 特にB級にはA級経験者や昇格を目指す実力者がひしめいています。
  • 実力が拮抗しているため、誰が勝ってもおかしくない接戦になることが多いです。

👉 1回戦で実力者と当たることもあり、運も必要。


④ 心理戦と集中力が求められる

  • 競技かるたは、記憶・反射神経・駆け引きのすべてを使う総合的な精神戦
  • 1試合が長く、集中力の持続や緊張との戦いも難しさのひとつです。

👉 「取れるはずの札を取りこぼす」など、わずかなミスが命取りになることも。


⑤ 連勝し続ける体力・気力が必要

  • 大会では1日に4〜5試合を戦うこともあります。
  • 勝ち続けるには、最後まで動きが鈍らない体力・スタミナも重要です。

👉 長丁場の中で、いかに自分のリズムを崩さずにいられるかが勝負。

キャラクター別|競技かるた階級比較表

前作『ちはやふる』と、新作『ちはやふる-めぐり-』の登場人物たちが、どの階級に位置しているのかを比較してみました。

キャラクター名 登場作品 階級 補足
綾瀬千早 前作 A級 D級からスタートし、A級まで昇級。クイーンを目指す。
真島太一 前作 A級 努力型で昇級。精神力・分析力に優れる。
綿谷新 前作 名人 中学でA級、最終的に名人位獲得。
若宮詩暢 前作 クイーン 高校生にして女性最強。独自のかるた観を持つ。
折江懸心 めぐり A級相当 高校生ナンバーワンの実力。次期名人候補。
藍沢めぐる めぐり 初心者(E級〜) 未経験スタート。今後の成長が注目。
月浦 凪 めぐり B級 第2首で勝利し昇級。藍沢めぐると因縁の関係。
与野 草太 めぐり C級 昇級をかけた第2首で月浦凪に惜敗。次戦に期待。
その他部員たち めぐり 階級不明 経験者と見られるが、詳細は不明。

まっすぐな想いが、胸を打つ。全50巻、涙と鼓動の物語

与野 草太(よの そうた)|B級昇格をかけた熱戦と、因縁の結末

瑞沢高校かるた部の実力派・与野 草太は、第2首での試合にてB級昇格をかけた大一番に挑みました。
相手は同じく昇級を狙う部員、月浦 凪(つきうら なぎ)
試合は手に汗握る展開となりましたが、惜しくも草太は敗戦——。

一方、月浦 凪はこの勝利でB級昇格を果たします。
実力も気迫も申し分なかった草太の敗戦は、観ている側にも悔しさが伝わるものでした。

そして、この月浦 凪という存在は、実は主人公・藍沢 めぐるとも因縁のある関係。
かるたに向き合う姿勢や価値観にすれ違いがあり、物語の中でも衝突や葛藤が描かれていきます。

この試合は単なる昇級戦ではなく、それぞれの想いが交差する“転機”でもありました。
草太の次なる挑戦にも、視線を向けたくなる一戦です。

コメント

タイトルとURLをコピーしました