『Tシャツが乾くまで』第9話「言えなかったこと」を見ました。
今回、いちばん共感したのはこの言葉です。
夫婦って、好きとかそういう感情の問題じゃないんじゃないんですか?
結婚って生活だし……。
大切だし、幸せになりたい。でも、楽しいかと聞かれたら、ちょっと考える。
夫婦は一緒にいるのが普通になるから、改めて「楽しい?」と聞かれても、すぐには答えられないのかもしれません。
※ここから第9話のネタバレを含みます。
『Tシャツが乾くまで』第9話「言えなかったこと」TBS FREE公式ページ
咲子の結婚は5回目。「結婚癖」ってあるの?

咲子の結婚が5回目だったことには驚きました。
千鶴が知っている咲子は、飽き性で新しいものが好きで、切り替えが早い人。充が知っている咲子とは、ずいぶん違います。
5回目だと知ったとき、私は「結婚癖ってあるの?」と思いました。
もちろん、そんな言葉はドラマには出てきません。私が勝手にそう思っただけです笑
でも、5回も結婚するって、どんな気持ちなんだろう。やっぱり気になります。
夫婦は「好き」よりも生活なのかもしれない

夫婦って、好きとかそういう感情だけの問題ではない。結婚は生活。
この言葉に共感しました。
一緒に起きて、ご飯を食べて、家のことをして、帰る場所を同じにする。特別なことがなくても、毎日の生活ができていること。それが、夫婦でいることなのかもしれません。
好きだから結婚しても、ずっと同じ気持ちのままではいられない。それでも生活は続きます。
楽しいかどうかだけで、夫婦の幸せは決められないんじゃないかな。
「ありがとう」が増えた二人の生活は、息が詰まる

失踪から戻った充と咲子は、お互いに気を遣いながら、関係を立て直そうとしていました。
二人の間では、「ありがとう」を言う回数が増えたといいます。
「ありがとう」が増えることは、普通なら良い変化に見えます。でも、咲子と充の最後のほうの生活を見て思ったのは、息の詰まる生活でした。
お互いに嫌われないように気を遣って、頑張っている。
やってもらうことに「ありがとう」ばかり言っていたら、そのうち「自分でしよう」と思うようになるかも。
相手を思って言っているはずなのに、それが少しずつ二人の距離を作ってしまうのでしょうか。
夫婦でも、気遣いがなければうまくいかないと思います。きっと、みんな同じです。
でも、頑張らないと続かない気遣いは、いつかしんどくなる。
二人は優しくなったのに、前より苦しそうに見えました。
帰る家には、人生の味方がいる

咲子の言葉も残りました。
最後はみんな家に帰っていく。
一緒にいたいと思える人がいる家に。
帰る家には、人生の味方がいる。
でも、咲子が以前帰っていた家には、過干渉な母親がいました。家があっても、そこが安心して帰れる場所とは限りません。
だから咲子は、一緒にいたいと思える人を見つけるたびに、その人との生活を始めたのでしょうか。
5回の結婚も、自分が帰れる家を探していた結果のようにも見えました。
これは、まだ私の考えです。
お互いに必要だった。でも、元には戻れない

失踪する前まで、充は咲子にとって人生の味方だったと思います。
でも、失踪は1年も続きました。
充が帰ってきても、失踪する前の二人には戻れない。
それでも咲子が充のいる家に帰ったのは、お互いに必要だったからだと思います。
だけど、無理でしょ。
お互いに気を遣って、頑張って、結局しんどくなる。必要だから一緒にいることと、一緒にいて安心できることは、同じではないのかもしれません。
そして咲子は、「離婚」という決定をしました。
お互いに必要でも、夫婦のままでいることを選ばなかった。その決断は寂しいけれど、離婚したほうが二人とも息ができるのかもしれないと思いました。
第9話を見終えて

夫婦は、好きという感情だけでは続かない。結婚は生活で、気遣いも必要です。
でも、「ありがとう」を増やして、お互いを大切にしようと頑張った二人の生活は、息が詰まるように見えました。
一緒にいるのが普通だった二人が、その普通を失ってしまった。
お互いに必要なのに、元には戻れない。だから咲子は、離婚を選びました。
夫婦ではなくなっても、二人は人生の味方でいられるのでしょうか。

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