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『VIVANT』第18話 感想・考察|次回への準備回と、乃木を支えるノコルと薫

『VIVANT』第18話 感想と考察 次回への準備回 乃木を支えるノコルと薫 2026年ドラマ

※『VIVANT』第18話のネタバレを含みます。

第18話は、びっくりするようなどんでん返しがないまま終わりました。

新庄が生きていた種明かしはありました。でも、そこから先はずっと奪還作戦の準備と説明です。見終わったあとに残ったのは、驚きよりも「次回に期待してね」という空気でした。

ただ、何もない回だったかというと、そうでもありません。

命懸けで進もうとする乃木のまわりに、ノコルと薫が、まったく違う場所から寄り添っている。今回じわっと残ったのは、そこでした。

『VIVANT』第18話の基本情報

夜明け前の作戦室から遠くのシャキ城を見渡すイメージ
  • 放送日:2026年9月13日(日)
  • 放送局:TBS 日曜劇場
  • サブタイトル:第十八話「前半戦・最終回!!失われた愛が蘇る!?最強の勇者たち集結」
  • 次回放送:2026年10月4日(日)夜9時

前回、別班の櫻井司令は、シャキ城に囚われている黒須たち5人を、6月10日に毒殺すると決めました。情報が漏れるのを防ぐためとはいえ、乃木には受け入れられない決断です。

だから乃木は、仲間の力を借りて動き出します。ノコルとテントの精鋭部隊Y2K、新庄、チョッキー、アリ。5人全員を、生きたまま救い出すための作戦です。

大きなどんでん返しではなく、作戦を整える回だった

地図を囲み救出作戦の準備を進めるメンバーのイメージ

序盤、ノコル、チョッキー、アリ、新庄が顔をそろえます。

そこで明かされたのが、新庄が生きていた種明かしです。胸を撃たれて致命傷を負ったように見えたあの場面は、最初から計画されていた偽装でした。

実は私、新庄は生きていると予想していました。種明かしを見て、「やっぱり!」と思わずうなずきました。

いちばん振り回されたのは、チョッキーだったのかもしれません。

新庄を失ったと思い込み、乃木を疫病神と呼ぶほど怒っていました。それなのに、新庄の無事を知ると、ノコルと乃木に謝って作戦に加わると決めます。

怒るときも、謝るときも、まっすぐ。こういう人がチームにいると、なんだか安心します。

これで、ようやく奪還チームがそろいました。

これだけの顔ぶれが集まれば、何か大きなことが起きそうな気がします。でも第18話は、救出そのものには入りません。描かれたのは、どんでん返しではなく、次へ向けた準備でした。

見終わって、予想外だったことは特になし。正直、「次回に期待してね」という感じです。

「目標は全員生還」乃木が挙げた5つの問題

五つの問題を示す地図上の五つの目印とシャキ城へのルート

作戦の説明は、乃木のこの一言から始まります。

「目標は全員生還。失敗は許されません」

この言葉は、ずしんと来ました。5人を見捨てる決断を突きつけられた乃木が、一人も欠けさせないと言い切る。乃木の覚悟が見えた気がします。

毒殺が実行される6月10日まで、残された時間は7日間。乃木は、その間に片づけなければならない問題を5つに整理しました。

  1. タイムリミット
  2. 入国
  3. 出国
  4. 携行火器、弾薬、その他装備品の持ち込み
  5. シャキ城の攻略

数にすれば、たった5つです。でも、どれかひとつでもつまずけば、囚われている5人も、助けに行く側も危なくなります。

入り方も、ひとつではありません。

乃木と新庄は、アゼルバイジャン側から、武器を隠した漁船で海を渡ります。ほかのメンバーはバルカで準備を整え、チョッキーの事業を利用して、資源調査の関係者としてゴルバドに入る計画です。

帰りは、警備が比較的弱いガラマン空港から、2機のプライベートジェットでバルカへ。行きも帰りも、別々の道筋が用意されていました。

ここまで細かいと、「失敗は許されません」という言葉の重さが、少しずつ分かってきます。見ているこちらまで、息が詰まりそうでした。

ノコルと薫は、違う場所から乃木を一人にしない

青と温かな光が乃木を支えるノコルと薫の想いのイメージ

今回、作戦の説明よりも心に残ったのが、ノコルと薫でした。

前回のノコルは、乃木に怒っていました。危ない頼みごとをされたからではありません。

なぜ「黒須たちを助けたい。手伝ってくれ」と、まっすぐ言ってくれなかったのか。頼ってもらえなかったことに怒っていたんです。

怒っているのに、その中身は優しさなんですよね。不器用だなあと、胸がきゅっとなりました。

その怒りへの答えのように、今回のノコルは、本当に作戦の中へ入っていきます。テントの精鋭部隊Y2Kも、ベキの息子である乃木のために、危険な作戦に加わります。

ノコル自身は、長距離狙撃がプロ級の腕前。作戦では「俺はテンゲルと城外で狙撃の指揮を執る」と話していました。

弟としてだけではなく、乃木の背中を預けられる仲間として、そこに立っているように見えました。命懸けで向かう乃木の隣に、ノコルも命懸けで並んでいます。

一方の薫は、作戦のことを何も知らない、日常の側にいる人です。

それでも、前の日は暗かった乃木の表情が、今日は明るくなっていることに、ちゃんと気づいていました。

そして、一人で抱え込んでしまう乃木に「もっと頼ってください」と伝えます。昔は一人だったかもしれないけれど、今はもう一人ではない、と。乃木も、その言葉に勇気をもらったと答えていました。

この場面は、じんわり泣きそうになりました。何も知らないのに、ちゃんと見ている。そんな人がそばにいることは、乃木にとって大きな救いだと思います。

ノコルは戦場で、薫は日常で。

支える場所はまったく違うのに、二人が乃木に伝えていることは同じなんですよね。

一人で全部を背負わなくていい。私たちを頼って。

乃木は仲間を救うために、自分の命を懸けようとしています。でも、その乃木の命を大切に思い、一人で行かせたくない人もいる。

第17話で、乃木は初めて人に助けを求めました。第18話は、頼られた人たちが、本当に乃木の隣へ集まってくる回だったのだと思います。

チョッキーの得意技と、シャキ城攻略の役割分担

赤いセンサー線が交差する石の廊下で、身を低くして進むチョッキーの訓練イメージ

ゴルバドへ向かう前に、バルカではシャキ城を想定した奪還訓練が行われます。

難関は、城に張り巡らされた、侵入者を見つけるセンサーです。その間をすり抜けて、警備室のボタンを押す。

この役に選ばれたのが、体の柔らかいチョッキーでした。ここでチョッキーの得意技が生きてくるんですね。センサーの間をすり抜けていく姿には、思わず見入ってしまいました。

役割分担も決まりました。

先頭は乃木と新庄、後方はゲルンとマタ。Y2Kの7人は城に入り、助け出した5人を運びます。そしてノコルはテンゲルと、城外で狙撃の指揮を執ります。

誰がどこに入り、誰を守るのか。

ここまで丁寧に見せてくれたのは、次回の救出場面を迷わず見られるように、先に答え合わせを渡してくれたからなのかもしれません。

そう思う一方で、この作戦のどこかが崩れるのでは、とも考えてしまいます。

ゴルバド潜入で終了。救出は10月4日の第19話へ

夜の山道からシャキ城へ潜入する救出チームのイメージ

作戦開始は、6月8日午後11時。メンバーはそれぞれの方法でゴルバドへ入り、シャキ城への潜入を始めます。

そして、第18話はそこで終わりました。

え、ここで終わり?

思わず画面に向かって言いそうになりました。いちばん見たいところで、ぴたっと止められた気分です。

前半戦の最終回ということもあって、奪還の結果は次回に持ち越しです。びっくりする展開はなく、準備と説明で終わった回。それが、私の正直な感想です。

気になるのは、次回予告に出てきた、裏切り者の存在をにおわせる不穏な言葉です。

せっかく集まった仲間の中に、本当に裏切る人がいるのでしょうか。それとも、シンシー側の話なのか。今の時点では、まだ分かりません。

ここまで一緒に準備してきた仲間を疑うのは、正直つらいです。できれば、考えすぎであってほしい。

ただ、ここまで丁寧に作戦を見せたからこそ、そのとおりには進まない気がしています。

次回は10月4日(日)夜9時から。少し間が空きますが、今度こそ奪還作戦の本番です。

3週間も待つのは、長すぎます。それでも、待つしかありません。

本当に全員生還できるのか。まさに「次回に期待してね」という終わり方でした。

参照:

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