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「GIFT」第10話 最終回 ネタバレ感想|涼は、ずっと一緒にコートにいた

GIFT
kanae
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2026年4月12日(日)
21:00スタート
TBSテレビ

「GIFT」 公式サイトはこちらからご覧いただけます

【見どころ紹介】涼の死で止まらない。涼と一緒に進む最終回

最終回は、涼(山田裕貴)の死が、みんなを闇に落としていくところから始まりました。

悲しい。
悔しい。
誰かを責めたい。
何かのせいにしないと立っていられない。

その気持ちは、わかります。
涼がいなくなった現実なんて、簡単に受け止められるわけがありません。

でも、見ながらずっと思いました。

そんなことは、涼は望んでいない。

涼が残した想いは、みんなを責め合いに向かわせることではなかったはずです。
涼が願っていたのは、みんなをつなぐこと。
そして、ブルズが優勝すること。

だから最終回は、涼を失った物語ではなく、涼と一緒に試合に挑む物語だったと思います。

責任を問う声と、中止になりかける決勝戦

第10話では、決勝戦が「ブルズ vs シャーク」に決まります。

でも、涼が亡くなったことで世間は荒れます。
責任は誰にあるのか。
なぜ止められなかったのか。
伍鉄(堤真一)やブルズに、厳しい声が向けられていきます。

大会本部でも緊急会議が開かれ、決勝戦は中止になりかけます。
しかも、伍鉄をさらに追い込むような記事まで出てしまいます。

涼を失った悲しみだけでも重いのに、そこに世間の声が重なってくる。
ブルズのメンバーが前を向けなくなるのも当然だと思いました。

そんな中で、人香(有村架純)は涼の家を訪れます。
そこで涼が残した想いに触れて、動き出します。

涼は、みんなを止めたかったわけではない。
涼は、みんなと一緒に勝ちたかった。

その想いが、止まりかけたブルズをもう一度コートへ向かわせていきます。

【気づき・考察】涼の死を、責める理由にしてはいけない

みんなが闇に落ちるのは、涼が大切だったから

涼の死で、みんなが壊れそうになるのは当然です。

それだけ涼が大切だった。
それだけ涼がブルズの中心にいた。
それだけ、涼の存在が大きかった。

でも、その悲しみが責め合いに変わっていくのは、見ていて苦しかったです。

誰かを悪者にすれば、少しだけ気持ちは置き場所を見つけられるのかもしれません。
でも、それで涼が戻ってくるわけではありません。

そして何より、涼はそんなふうにみんながバラバラになることを望んでいないと思いました。

涼の想いは、みんなをつなぐことだった

涼が残したものは、悲しみだけではありませんでした。

涼は、ブルズをつないでいました。
伍鉄とチームをつなぎ、人香とブルズをつなぎ、昊(玉森裕太)の音楽ともつながっていました。

涼がいたから、みんなが同じ場所を見られた。
涼がいたから、ブルズは本気で日本一を目指せた。

だから、涼の死をきっかけに全部を止めてしまうのは違う気がしました。

涼と一緒に試合に挑む。
涼が見たかった景色を、みんなで見にいく。

それが、最終回でブルズが選んだ答えだったのだと思います。

伍鉄が最後まで諦めなかったこと

最終回でよかったのは、伍鉄が諦めなかったところです。

涼を失ったこと。
世間に責められること。
決勝戦が中止になりかけたこと。

普通なら、もう無理だと思ってしまいます。

でも伍鉄は、最後の最後まで考え続けました。
勝つために。
涼の想いをつなぐために。
ブルズが前へ進むために。

答え、みんなで見つけにいきましょう!

この言葉が、最終回の全部を表していた気がします。

第7話では「答えは自分で出すもの」でした。
第9話では「答えの出ない問いなんて山ほどあります」でした。

そして最終回では、答えをひとりで抱えるのではなく、みんなで見つけにいく。

そこに、伍鉄の変化も、ブルズの強さもありました。

いつでも、涼はみんなと一緒にコートにいる

最終回を見て、ずっと胸にあったのは、涼は本当にいなくなったのかという気持ちでした。

もちろん、涼はもうそこにはいません。
それは悲しすぎます。
どう考えても、つらいです。

でも、ブルズが試合に向かう姿を見ていると、涼はずっと一緒にいるように感じました。

涼の死は、みんなを闇に落としました。
でも、涼の想いは闇ではなかったです。

涼の想いは、みんなをつなぐこと。
ブルズが優勝すること。
みんなで同じ景色を見ること。

その想いがあったから、ブルズはもう一度前を向けたのだと思います。

伍鉄も、最後まで諦めませんでした。
最後の最後まで、勝ちに向かって考え続けました。

あの姿を見て、伍鉄は本当にブルズの一員になったんだなと思いました。
最初は変わった学者として入ってきた人が、最後にはみんなと一緒に答えを探す人になっていました。

そして、圭二郎の「楽しかった!」。

あれは泣きます。

勝ったか負けたかだけではなく、何もかも出し切ったあとに出た言葉だから、余計に刺さりました。
苦しくても、悲しくても、全部を背負って、それでも楽しかったと言える。

それは涼が見たかったブルズの姿だった気がします。

涼がいなくなって終わりではない。
涼の想いを抱えたまま、みんなが前に進む。

最終回は、悲しいけれど、ちゃんと温かかったです。

いつでも、涼はみんなと一緒にコートにいる。

そう思えるラストでした。

次の日曜劇場は『VIVANT』

そして、次に始まる日曜劇場は『VIVANT』です。

前回の『VIVANT』は、本当に素晴らしい作品でした。
あのスケール感と、最後まで何が起こるかわからない緊張感は、今でも強く残っています。

『GIFT』の余韻でまだ胸がいっぱいですが、次の『VIVANT』も楽しみで仕方ないです。

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